Diary


ジャンピエール・マゼ交流会in西宮

2018年 11月15日

西宮市 甲陽園の山の上、別荘をお借りして

『ジャンピエール・マゼ夫妻の交流会』

開催しました!

今回、クラシックギター製作家の

ジャンピエール・マゼ氏は東京で

2018年の新作のギターを発表し、

クロサワ楽器でのインストアライブ、イベントもあった模様。

関西へは、この為に来てくれたみたいのようなもので、本当に感謝しています。

この場所は、西宮の夜景が見渡せ、

雰囲気も抜群。

そして、お料理も手作りのフレンチと

お酒などを出し、まったりと。

気さくなジャンピエール夫妻が、

誰ともフレンドリーに話してくれ、

彼の楽器の試奏や、

ゲストの皆様の

愛用の楽器も持ってきてくださり、

彼の前でコンサート形式で✨演奏するなど

本当に楽しい時間で、ご好評頂きました✨

素晴らしい時間は、すぐ経ちますねー。

お越し下さいました、(^^)(^^)

皆さん、本当にありがとうございました。

このイベントの後、ジャンピエール夫妻は

兼ねてから行きたがっていた四国へ。

夫婦水入らずで、旅行を楽しまれていました!

さてさて、

ギターの事も、、少しふれましょう。

今回、

数年ぶりに来日のジャンピエール氏ですが、

2018年の新作はあと3本あるのだそう。

ニス塗りが終わってないので、2019年になるかなー。

(ニス塗りがあまり好きでないみたいですが)

今回、2年ぶりに僕のギター

ジャンピエール・マゼ

2016年 製作   no.38番を見て

非常に変化していたのに、

喜んでくれました。

彼の、

ここ最近の楽器は、

どれもパワフル。

僕のは対極で、

とてもシャイ。

(もちろんそれは僕もわかって選んだのですが)

しかし、深い和音、

音楽表現の繊細さ、

クリスタリーな音は、

この楽器特有なものを感じます。

そして何よりジャンピエール自身です。

(奥さんのマリエレンさんが言っていました)

その楽器の製作家とコンタクトをとるのは

その楽器の声、そのものだと

今回、感じました。

彼、自らがギターを弾く

その音に、、

このような音を出して欲しいんだなぁーと

感じて

楽器と身体の接点を少し変えてみたりする。

すると、色々な違う表情が音に出てきて

「あ、ここだな」

と言うポイントがわかり

楽器が更に鳴りだしました。

あとは、自分の姿勢との交渉です。

脱力しないと、この楽器は、まず鳴らない。

無理な姿勢はいつか破綻がきます。

またひとつ成長する事が出来たか?

そうすると、また楽器がその上を要求してくる。

彼は言いました。

『Ma guitare est exigeante』

(私のギターは多くを求める、

ギタリストに対して多くを期待する)

性格的にはラテン系フランス人そのものですが、

楽器作りは完璧主義の彼。

その言葉がとても印象に残っています。

最近主流の、音量の大きいくて

弾きやすい、最初から鳴るギターは

誰が弾いても、鳴る。

美しい音楽も出来ます。

しかし、強い個性はそこにはない。

名器と言うのは、

理解しないといけない。

わからないといけない。

時間をかけて、育まないといけない。

弾きやすいものではないかもしれません。

ギターの巨匠【アンドレス・セゴビア】は

「ギターはヒステリックな女性」

と。言ったのは有名です。

毎日機嫌をとり、付き合わないといけない。

時に、ギターは難しいものです。

しかし、鳴らせたなら、

これ以上美しい楽器を他にしりません。

また来年はフランスで会えたら嬉しいです。

写真も少し、

夜景をバックに。

ドイツの名工

ヘルマン・ハウザーを真剣な眼差しでみる。

うしろに注目。

僕も、彼の楽器で演奏しました。

chez nanaさんの料理。大好評。即完売。

さて、明日は天神橋筋うずめさんです。

予約もほぼ満席です。

寒くなるみたいなんで、

暖かくして、みなさん来られて下さいね!

そして、風邪をひきやすい時期なんで

皆さんご自愛くださいね!



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